【第39回東京国際映画祭(10月26日~11月4日)】
アジア学生映画コンファレンスに入選した本学学生の監督作『Dear Hero』(監督:髙井紘介)が11月2日(月)、丸の内ピカデリーで上映され、髙井監督らが登壇し観客からの質問に答えました。
このプログラムはアジア各国の映画学校が推薦する実写またはアニメ映画から選出された学生映画のコンペティションで、短編映画『Dear Hero』は本学の実習・国際合同制作〈日韓合同映画制作〉の作品です。
入選作の監督たちはこの上映に先立ち、ウェイン・ワン監督や塚本晋也監督のマスタークラスを受講する機会をいただきました。
11月4日(水)のクロージングセレモニーにて全15作品の中から作品賞と審査委員特別賞が発表されます。
アジア学生映画コンファレンス 日韓学生合同制作映画『Dear Hero』
監督/髙井紘介(日本映画大学13期 演出コース4年生)
【上映日時】 11/2 [MON] 20:40- 丸の内ピカデリー2 ※プログラム1で上映されました
上映詳細はこちらをご確認ください。
国際合同制作〈日韓合同映画制作〉について
日本映画大学の学生と、本学の学術交流締結校である韓国国立芸術綜合学校(K-Arts)の学生が交互に監督を出し、共同で短編作品を制作します。
撮影は日本と韓国で交互に行われ、日本で撮影する脚本は韓国側が選んだものから日本側が決定。監督は韓国側が、撮影技師や録音技師などの主要スタッフは日本側が務め、仕上げは韓国で行います。翌年はそれが逆になり、本学の学生が韓国を訪れK-Artsの学生と一緒に現地で撮影を行います。
学生時代に合作を経験することで、異文化に触れ、国際的な視野を広げ、映画制作がドメスティックなものでないことを学びます。
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- 映画『Dear Hero』あらすじ
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強盗犯として疑われる日本人青年・健二は、冬のソウルで逃走中に教会へ逃げ込み、朴民錫と智恩の家で保護される。
言葉も通じぬ中、温かなもてなしに触れ心を開いていくが……。
言葉を超えたコミュニケーションを描く
上映後のQ&Aでは、主人公と周囲の人物が互いに理解できない言語で会話する演出について、観客から質問が寄せられました。
髙井監督は、作中の登場人物たちが互いの言葉を理解できているかどうかについて、「実はどっちでもいいと思っていて」と回答。相手に言葉が伝わっているかどうかより、自分の気持ちを伝えようとしていることに意味があると説明しました。
「この映画の中で、そういう言葉で何かを伝えるっていうよりも、言葉を超えたコミュニケーションを描きたかった」と、演出の狙いを明かします。
感情が伝わっていればそれでいい
互いに言葉を理解していたのかもしれないし、理解していなかったのかもしれない。しかし、髙井監督にとって重要なのは、言葉が通じたかどうかではなく、登場人物の間で感情が共有されているかどうかでした。
「言葉がわかるわかんないっていうよりも、きっと感情が伝わってればそれでいいなと思って、そういうつもりで描いてました」
客席には駆けつけた学生たちの姿も
言語の違いによって生じるコミュニケーションの隔たりを描きながら、その先にある人間同士の感情のつながりに目を向けた髙井監督。言葉による理解だけにとらわれない、本作の根底にあるテーマを語るQ&Aとなりました。
『Dear Hero』(22分/カラー/日本語、韓国語/2026年/日本/韓国)
監督:髙井紘介
日本映画大学在学中(演出専攻)。同大と韓国総合芸術学校(K-ARTS)との国際合同制作にて『Dear Hero』(26)を初監督。
映画『Dear Hero』予告編
第39回東京国際映画祭 / TIFFCOM 2026 開催概要
【第39回東京国際映画祭】
開催期間: 2026年10月26日(月)~11月4日(水)【10日間】
■主催:公益財団法人ユニジャパン
◇公式サイト:www.tiff-jp.net
【TIFFCOM 2026】
開催期間: 2026年10月28日(水)~10月30日(金)【3日間】■主催:経済産業省、総務省、公益財団法人ユニジャパン
◇公式サイト:tiffcom.jp
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