2025年10月26日、中国・雲南芸術大学にて「2025アジア国際ドキュメンタリー教育ワークショップ」が開催されました。日本映画大学からは安岡卓治特任教授が登壇し、アジア各国の研究者・学生とともにドキュメンタリー教育の可能性を探りました。
午前の講義では、安岡特任教授が「イメージの考察1945–2025」と題して、日本の戦争犯罪を題材とした映画やテレビ番組を分析。敗戦から80年を迎える2025年にメディアがどのように戦争の記憶を表現してきたかを紹介しました。質疑では、歴史作品の表現や映像資料の保存など、多角的な議論が交わされました。
午後には、韓国・中央大学校大学院高等映画研究科長のイ・チャンジェ教授が「ドキュメンタリーの企画とテーマの選択」をテーマに講演。自身の作品をもとに、題材の選び方や倫理的配慮、批判的思考の重要性について語りました。
本ワークショップは、アジア各地の教育者・学生が交流し、ドキュメンタリー教育の発展に向けた連携を深める貴重な機会となりました。