• TOP
  • トピックス
  • 映画監督・今村昌平生誕100周年記念上映会 『豚と軍艦』ゲストに大友啓史監督

トピックス

映画監督・今村昌平生誕100周年記念上映会 『豚と軍艦』ゲストに大友啓史監督

 川崎市アートセンターで開催する特集上映「いま、今村昌平を観る」(主催本学)。10月4日は、戦後の横須賀を舞台にした初期の傑作『豚と軍艦』を上映、トークゲストに作品をリクエストされた『宝島』の大友啓史監督をお迎えしました。
 大友監督『宝島』は、アメリカ軍政下の沖縄を舞台に、占領下の島で逞しく生き抜く人間群像を描き、日本アカデミー賞はじめ数々の賞に輝きました。『 豚と軍艦』が基地の町横須賀を舞台にしていることから参考作品とされた大友監督ですが、「実際にその時代に基地の街で暮らした人は多くを語ってくれません。映画には米軍の存在や暮らす人たちとの関係がリアルに映し出されていて、得難い価値があります」。
 大友監督は今村映画から多くを学ばれていて、 今回『豚と軍艦』を スクリーンで鑑賞されて強い刺激を受けた様子で、
 「社会問題を扱いながらも今村監督らしいユーモアで笑わせてくれる。そんな重喜劇の手法を『宝島』でももっと取り入れれば良かったと今日思いました」と苦笑い。
 今村映画の真髄と今日性については「人間がつくった社会的ルールが身ぐるみ剥がれた時、人間はどこに向かうのか。今村さんは常にそのことにアプローチしていた。世界で戦火が絶えない今日こそ、今村作品を観てほしい。人間が身体性を取り戻すための新たな発見に満ちているはず」と熱く語られました。
 関連上映の『宝島』は10月9日まで。大友監督が沖縄の心と真摯に向き合った意欲作です。
 次回は、11月28日『国宝』大ヒットも記憶に新しい李相日監督をゲストに迎え、カンヌ国際映画祭パルムドール受賞『楢山節考』を上映します。

左から大友啓史監督、聞き手の富山省吾(日本映画大学理事長)


(関連情報)
映画監督・今村昌平生誕100周年記念上映会 『神々の深き欲望』ゲストに吉田大八監督https://www.eiga.ac.jp/topics/20260908.html 
映画監督・今村昌平生誕100年記念上映会『黒い雨』で開幕 https://www.eiga.ac.jp/topics/20260814.html
映画監督・今村昌平生誕100年記念上映会の記者発表 https://www.eiga.ac.jp/topics/20260806.html

前のページへ戻る