【第39回東京国際映画祭(10月26日~11月4日)】
卒業生のヤン・リーピン監督作『羊の皮を着たケモノ』が10月28日(水)、TOHOシネマズ日比谷で特別上映され、キャストの鈴木伸之さん、柏木悠さん(超特急)、そしてヤン監督が舞台挨拶に登壇。映画の完成と初披露を祝うとともに、撮影秘話やお互いへの感謝の思いをたっぷりと語りました。
撮影:日本映画大学(以下同)
特別上映『羊の皮を着たケモノ』
監督/ヤン・リーピン[杨 礼平] (日本映画大学8期 2022年卒)
録音/石貝 洋(横浜放送映画専門学院11期 1987年卒)
【上映日時】 10/28 [WED] 14:05- TOHOシネマズ日比谷スクリーン12|10/31 [SAT] 12:40- 丸の内ピカデリー2
上映詳細はこちらをご確認ください。
- 映画『羊の皮を着たケモノ』あらすじ
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主人公の日下部大地(柏木悠)は、姉が突然婚約者として連れてきた井川(鈴木伸之)という男性に出会う。
井川は一流企業に勤める魅力的で完璧なイケメン。そのあまりに非の打ちどころのない井川がわがままでガサツな姉と結婚することに不信感を抱く大地。いずれ義理の兄になる井川は、大地の就活の悩みや、自分が養子だという家庭環境にも親身に聞いてくれる。
井川が就職活動や人生のアドバイスをする中で、大地は徐々に井川に惹かれていく。父を知らない大地は、年上の優しい井川に少しずつ懐いていき、気がつけば姉より頻繁に会うようになる。
そんなある日、二人で映画を観に行った帰りに、井川の部屋を初めて訪れる。 浮かれて酒に酔い潰れた大地はうっかり寝てしまい...!?
鈴木伸之さん、完成作に「心が温まる」と感動
大歓声のなか登壇したお二人と監督。初めて観客に作品を届ける日を迎え、鈴木さんは「本当に心が温まる気持ちがこの映画から伝わってきて、同時にすごく感動もしました」とコメント。撮影現場で感じていた以上に素晴らしい作品に仕上がっていたといい、作品との出会いに感謝の気持ちが生まれたことを明かしました。
一方、自身にとって初めての映画出演となった柏木さんは、映像から伝わる緊迫感や登場人物の心情に心を揺さぶられたと振り返り、「本当に見ていて楽しかったです」と笑顔を見せました。
初共演のふたり――鈴木さんの包容力に柏木さん「優しさに救われた」
初共演となった2人。鈴木さんは柏木さんについて、一生懸命な姿勢に加え、演じるキャラクターと重なる部分も多かったと語りました。2人で作品を作り上げていく必要があり、柏木さんには大きなプレッシャーもあったはずだとしながら、「現場でも明るく太陽のようにいてくださった」と称賛。「大地君が悠君で良かった」と、共演を振り返りました。
対する柏木さんも、鈴木さんの優しさに助けられたと告白。初対面の際に鈴木さんから連絡先を聞いてくれたほか、クランクイン前には一緒に本読みをすることを提案してくれたといいます。緊張がほぐれるきっかけになったそうで、「そういう一つ一つの優しさに僕は救われて、一緒にできて幸せでした」と感謝を伝えました。
撮影中も2人は、食事をしながら台本について話し合うなど、自然と役やシーンについて意見を交わしていたそうです。
ヤン監督が演出面で特に大切にしたこと
ヤン・リーピン監督も2人について「原作のイメージにぴったり」と評価。撮影を通じてその確信が深まり、「この2人がいなければ、この作品は完成できなかった」と主演2人への信頼を語りました。
演出面で特に大切にしたことについては、原作がすごく素晴らしいので、そこを大事にしながら、映画としてどう表現するかをちゃんと考えたこと。そこで、2人の意見や考えを聞き、自分と一緒に話し合い、相談しながらキャラクターを作っていくことがとても大切だったと語りました。
そして本作が自身初の商業映画となるヤン監督は、「ベテランを含め多くのスタッフの方と一緒に、いろいろと学びながら楽しく撮影ができました」と晴れやかな表情を見せました。
キャラクターの心情を丁寧に表現
漫画を原作とする本作で、役作りにあたって意識したことについても話題に。
鈴木さんは自身が演じる役が複雑な家庭環境で育ったことを脚本から感じ取り、「目に光が入っていないような人物にしたい」と考えたそうです。
柏木さんとの芝居では、視線のやり取りや2人の間に生まれる空気感を大切にしながら、撮影現場で生まれたものも取り入れてキャラクターを作り上げていったと振り返りました。
柏木さんは演じる大地の純粋さやまっすぐさが、相手の心にどのように作用するのかを意識していたと説明。しかし、実際の撮影では鈴木さんの芝居から受け取るものが大きく、自然と役の感情を表現できたといいます。
「誰かの心を救うような作品に」12月11日(金)全国公開に向けたメッセージ
最後に、12月11日の全国公開に向けて、登壇者それぞれが観客へメッセージを送りました。
鈴木さんはテイクワン賞の受賞から始まった本作の製作過程を振り返り、柏木さんとの出会いを含め、さまざまな縁を感じる大切な作品になったとコメント。「いろんな方に勧めていただけたら嬉しい」と呼びかけました。
柏木さんもスタッフやキャストが一丸となって作り上げた作品だと強調。「誰か一人でも多くの方の背中を押すような、誰かの心を救うような、そんな作品にもなっていると思います」と、本作に込めた思いを語りました。
ヤン・リーピン監督は作品が観客の心に残ることへの期待を寄せ、ワールドプレミアを締めくくりました。鈴木さんと柏木さんが育んだ信頼関係、そして登壇者たちが語った作品への愛情が伝わる舞台挨拶となりました。
鈴木伸之 × 柏木悠(超特急)
骨太な新感覚のボーイズ・ラブを待望の実写化!
///「Amazon Prime Videoテイクワン賞」受賞
ヤン・リーピン[杨 礼平] 監督(『名もなき鳥たち』)商業長編デビュー作品///
「BLアワード2022 ディープ部門」第13位、「BLアワード2024 ディープ部門」第3位を獲得した九號(きゅうごう)氏による大人気BL漫画「羊の皮を着たケモノ」(徳間書店 Charaコミックス刊)を原作に、鈴木伸之と柏木悠(超特急)をW主演に迎えた映画『羊の皮を着たケモノ』が12月11日(金)よりTOHOシネマズ日比谷、Space Part 3 by PARCOほか劇場にて全国公開!
映画『羊の皮を着たケモノ』予告編
【ヤン監督コメント】
「風に揺れる波や木々の葉、流れていく雲。身近な風景は、風に動かされながらも、ただ受け身に流されているわけではない。人も、そんな生き物なのかもしれません。この作品は、恋をする二人だけの物語ではありません。誰かを求め、近づくことで、初めて自分自身の姿に気づいていく。良い部分も悪い部分も、どこにでもある風景のようにリアルで、本当の答えは心の中にある。Amazon MGMスタジオと東京国際映画祭から、この機会をいただいたことに感謝しています。受賞から完成まで三年。原作を大切にしながら、自分が感じたものを映画として形にしました。」
第39回東京国際映画祭 / TIFFCOM 2026 開催概要
【第39回東京国際映画祭】
開催期間: 2026年10月26日(月)~11月4日(水)【10日間】
■主催:公益財団法人ユニジャパン
◇公式サイト:www.tiff-jp.net
【TIFFCOM 2026】
開催期間: 2026年10月28日(水)~10月30日(金)【3日間】
■主催:経済産業省、総務省、公益財団法人ユニジャパン
◇公式サイト:tiffcom.jp
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