日本映画大学(川崎市麻生区)は2026年1月17日(土)、新百合ヶ丘に所在する川崎市アートセンターと協力して、特別公開講座 第2回「『芸術・文化のまち しんゆり』の生い立ちとその未来」を開催する。今回は、NPO法人しんゆり・芸術のまちづくり理事長の白井勇氏、同法人理事の岩倉宏司氏をゲストに招請。新百合ヶ丘の芸術・文化振興の過去を振り返り、未来を考える。受講料無料、要事前申し込み、応募先着順(会場50名、オンライン100名)。
川崎市麻生区、特に新百合ヶ丘地区は、「芸術・文化のまち」として発展してきた。その芸術・文化活動は、先人たちに導かれ、現在も活発に行われている。
こうした中、新百合ヶ丘に所在する日本映画大学と川崎市アートセンターは、全4回の特別公開講座を開講。
川崎新都心街づくり財団の委託共同研究で「市民が生み出した芸術文化のまち、その評価」と題して研究発表を行った日本映画大学の藤田直哉准教授が講師を務め、新百合ヶ丘ゆかりの文化人をゲストとして招き、新百合ヶ丘の芸術・文化の過去を振り返り、未来を考える。
また、芸術・文化振興のために市民が集う場として作られたコラボレーションスペースという場で公開講座を開催することで、芸術・文化活動のネットワークの核としての川崎市アートセンターの役割に寄与する。
第2回となる今回の公開講座では、イルミネーションイベント「kirara@アートしんゆり」を立ち上げるなど新百合ヶ丘の「第二のまちびらき」のために立ち上がった白井勇氏、岩倉宏司氏がゲストを務める。
白井氏と岩倉氏は「第二のまちびらき」とはどういったものだったのか、横浜市営地下鉄の新百合ヶ丘延伸を契機とした「第三のまちびらき」に向けての次の世代への期待などについて講義。「芸術・文化のまち しんゆり」が今後どのような未来を切り拓いていけばよいのかを、参加者とともに考えていく。概要は下記の通り。
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■日本映画大学・特別公開講座 第2回 『芸術・文化のまち しんゆり』の生い立ちとその未来
【日 時】 1月17日(土) 13:30~15:00
【会 場】 川崎市アートセンター 3階 コラボレーションスペース(川崎市麻生区万福寺6-7-1)
[アクセス]小田急線「新百合ヶ丘駅」北口より徒歩3分
【受講料】 無料
【定 員】 応募先着順:会場(アートセンター)50名、オンライン(Zoom)100名
【申 込】 12月22日(月)午前9時受付開始(先着順)
【申込みフォーム】 会場・オンラインとも申込が必要。
https://form-eiga.jp/kawasaki-ac/
※定員になり次第締め切り
【講 師】 藤田 直哉 日本映画大学准教授
批評家、日本映画大学准教授。早稲田大学第一文学部卒業。東京工業大学社会理工学研究科価値システム専攻修了。博士(学術)。著書に『虚構内存在』『シン・ゴジラ論』『攻殻機動隊論』『新海誠論』(作品社)、『新世紀ゾンビ論』(筑摩書房)、『娯楽としての炎上』(南雲堂)、『シン・エヴァンゲリオン論』(
河出書房新社)、『ゲームが教える世界の論点』(集英社)などがある。朝日新聞にて「ネット方面見聞録」
連載中。
【ゲスト】 白井 勇 NPO法人しんゆり・芸術のまちづくり理事長、株式会社ポロスデザインシステム代表取締役 1954年(昭和29年)麻生区細山生まれ、麻生区在住。日本大学理工学部建築学科を卒業。戸田建設本社設計部に15年ほど勤め、退社独立して建築設計事務所を主催する。日本大学理工学部建築学科で非常勤講師、東京デザイン専門学校でも建築設計の講師を務める。地域活動として、細山町会長、新百合ヶ丘駅周辺景観形成協議会会長等を歴任、NPO法人しんゆり・芸術のまちづくり理事長、しんゆりストリートピアノ実行委員長、麻生らく書き消し隊隊長等、精力的に動き回っている。
【ゲスト】 岩倉 宏司 NPO法人しんゆり・芸術のまちづくり理事、株式会社エリアブレイン・株式会社ビュグラー代表取締役社長
1986年上智大学大学院社会学専攻修了。株式会社多摩文化情報センター(現・株式会社エリアブレイン)入社。地域誌編集担当、企画営業、市場調査担当、編集長などを経て、2008年代表取締役社長。2018年新百合ヶ丘エリアマネジメントコンソーシアムの設立に伴い、まちづくり会社・株式会社ビュグラーを設立し、事務局を受託、実質的な企画・運営に携わる。地域活動として、NPO法人しんゆり・芸術のまちづくりの設立にかかわり理事就任のほか、NPO法人KAWASAKIアーツ理事、公益社団法人川崎西法人会常任理事、麻生フィルハーモニー管弦楽団団長等を歴任。
【主 催】 川崎市アートセンター
【企画・協力】 日本映画大学
【共 催】 NPO法人しんゆり・芸術のまちづくり、一般社団法人川崎地方自治研究センター、新百合ヶ丘エリアマネジメントコンソーシアム