日本映画大学は、 チャン・イーモウ（張芸謀） 、 ジャ・ジャンクー(賈樟柯）らを輩出した中国の名門、北京電影学院との間で2014年に学術パートナーシップを結び、教員や学生の交流を進めています。
その一環として、互いの作品を鑑賞･討議する公開イベントを開始します。
今回は、国際交流基金アジアセンターと共催し、北京電影学院大学院の修了制作として出品した東京国際映画祭「アジアの未来」部門で国際交流基金アジアセンター特別賞受賞を果たし、内外の映画関係者を驚かせた内モンゴル出身の女性監督デグナーの『告別』を上映します。
日本映画界期待の新星、 山戸結希監督（『溺れるナイフ』）との対談もお楽しみに！

日時：2016年12月12日（月）
13:00開場／13:30開演（16:20終了予定）

会場：川崎市アートセンター アルテリオ映像館
（川崎市麻生区万福寺6-7-1） 　
小田急線「新百合ケ丘駅」北口より徒歩3分
http://kawasaki-ac.jp

プログラム：
13:35～15:15『告別』上映
15:20～16:20 トークショー

入場料：入場無料・事前申込み制
共催：国際交流基金アジアセンター、日本映画大学
協力：川崎市アートセンター、東京国際映画祭

主催：日本映画大学
協力：北京電影学院、アップリンク、川崎市アートセンター
イベント運営協力：日本映画大学理論コース３年「上映企画ワークショップ」

申込み方法：
メールにて、お名前、ご所属、人数を明記の上、件名を「12/12映画『告別』上映＆講演 観覧希望」とし、jfac_vdp_info@jpf.go.jpまでお知らせください（12/8〆切）。
※ご予約の方優先となります。席に余裕がある場合は当日のご参加も可能ですが、満員の場合はご了承下さい。

映画『告別』上映＆デグナー監督×山戸結希監督トークショー開催！ | イベント情報 | 国際交流基金アジアセンター
http://jfac.jp/culture/events/asimplegoodbye-161212/

映画紹介：『告別』

＜ストーリー＞冬休みに英国から帰国したシャンシャンは、肺癌末期の父親と最後の時間を過ごす。しかし、疎遠となった家族同士は、一緒にいてもうまくいかなかった。頑固な父親、表面だけ取り繕う母親、迷信を気にするおばさん、混乱する男女関係に巻き込まれるシャンシャン。家族はギスギスしたまま結末へと向かっていく…。世代間のわだかまり、現代中国の家庭が持っている特有の孤独をリアルに、かつ淡々として描いた感動の一作。

監督：デグナーDegena Yun／プロデューサー：チャオ･イエンミンZhao Yanming／撮影：マー･サイMa Sai、ムー･チェンルンMu Zhenglun／音響：シュイ･チェンXu Chen／出演：トゥメンTu Men、アリアAi Liya、デグナーDegena Yun、バヤンゲレルBa Yingerile

2015年／中国／カラー／100分／北京語･モンゴル語／日本語･英語字幕付／Blu-ray上映
北京電影学院大学院修了制作作品
第28回 東京国際映画祭「アジアの未来」部門 国際交流基金アジアセンター特別賞
第33回 トリノ国際映画祭 最優秀脚本賞

登壇者紹介

［対談］
デグナー監督
内モンゴル出身。英国・ロンドン大学ロイヤル・ホロウェイでメディアアートを専攻し、学士号を取得。その後、北京電影学院の監督学部で修士号を取得。卒業制作作品であり、長編デビュー作『告別』（2015）は、第28回東京国際映画祭「アジアの未来」部門にて国際交流基金アジアセンター特別賞、第33回トリノ映画祭にて最優秀脚本賞などを受賞、2016年バンクーバー国際映画祭、第40回香港国際映画祭などに正式出品されるなど、今後の活躍が期待される新鋭監督である。

山戸結希監督
2012年、『あの娘が海辺で踊ってる』で監督デビュー。2014年、『5つ数えれば君の夢』が渋谷シネマライズの監督最年少記録で公開。『おとぎ話みたい』がテアトル新宿のレイトショー観客動員記録を13年ぶりに更新する。2015年、日本映画プロフェッショナル大賞新人監督賞を受賞。小松菜奈・菅田将暉W主演の映画『溺れるナイフ』が現在、全国劇場公開中。最新作は、RADWIMPS『光』MV。

［司会］
韓 東賢（日本映画大学准教授）

※日本語・中国語の逐次通訳あり
※上記の登壇者のほかに、『告別』のスタッフ４名（プロデューサー：チャオ･イエンミンZhao Yanming、撮影：マー･サイMa Sai、撮影：ムー･チェンルンMu Zhenglun、音響：シュイ･チェンXu Chen）も来場、質疑応答に参加予定。