講談師で日本講談協会会長の神田紅さんに、身体表現・俳優コースの授業の講師を務めていただきました。
これは3年次後期の選択必修科目「合同制作〈身体表現Ⅱ〉」の取り組みのひとつで、身体基礎訓練、「合同制作」への参加、テキスト購読等をするなかでの「日本芸能研究」として行われました。
数日間の稽古とリハーサルを経た後、学生たちは高座に上がって「刃傷松の廊下」「八百屋お七」「め組の喧嘩」等の演目を発表をしました。
■ 神田紅さん プロフィール
福岡県福岡市出身。1972年早稲田大学商学部入学。73年文学座付属演劇研究所入所。
同研究所卒業後、女優の道を経て79年に講談師二代目神田山陽に入門。同年5月「へんぜるとぐれてる」講談デビュー。89年真打ち昇進。泉鏡花の芝居講談で話題になり、文芸物の新作や古典講談の復活に力を入れる。女優シリーズ「モンロー」や「オードリー」、音楽・映像入りの「惑星」、数年前からはヒップホップ講談にも挑戦。現在、東京と福岡に講談教室「紅塾」を開催している。2010年4月、日本講談協会会長に就任。
〈神田紅officialwebsite | 講談の世界〉
http://kanda-kurenai.com/
発表会の様子
本学の身体表現・俳優コースでは講談の他に、能楽や糸あやつり人形などの伝統芸能を学ぶことができます。