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「フィルム・アーカイヴ」の授業で映写技師によるWSを実施しました

2022年8月8日、授業「フィルム・アーカイヴ」の一貫として、学生たちがフィルムに関するワークショップを受講しました。

例年、同授業では「国立映画アーカイブ 相模原分館」の見学をしてきましたが、今年度は同アーカイブや劇場で映写技師を務められてきた神田麻美さんと石川亮さんを本学にお招きして、16mm、35mmフィルムを使っての特別授業を行っていただきました。

フィルムの構造や特徴についてのガイダンスを受けた後、学生たちは実際にフィルムの補修や映写などを体験し、その手触りや匂いなど、五感を使って理解を深めることができました。

* フィルム・アーカイヴ……教養科目の1つ。ほぼ1世紀にわたって映画の記録媒体の主役をつとめてきた「フィルム」を取り上げ、その物質としての特性や保存・修復の重要性について、またフィルムとデジタルのそれぞれのメリット・デメリットなどを概説する。そして、映像はどのように保存・活用され、次世代に継承されるべきかといった諸問題へと踏み込む。

ガイダンス
右から:授業担当の岩槻歩先生、映写技師の神田麻美さん、石川亮さん
フィルムの重さや匂いを感じとります
フィルムの補修
パーフォレーションに損傷があるフィルムが配られました
スプライサーの扱い方を学びます
テープを貼って修復
フィルムの収縮を確認中
フィルムの映写
古い家庭用の映写機で構造を見てみます
手で回して投影
つぎは16mm映写機
位置やフォーカスを協力して調整
最後にフィルムの巻き方を教わります
学生たちみずから上映まで行いました!

学生たちはこの貴重な体験を通して、将来、自分たちの作品をどのように残すべきか、未来に向けての考察と知見が得られたはずです。

映写技師の両先生方にそれぞれが感謝の意を表し、本WSを終えました。

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