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封筒

社会に飛び込んだ
先輩のメッセージ

MESSAGE

  • 三澤拓哉さん

    在学中に監督デビュー

    三澤拓哉さん
    理論コース2016年卒業

    私は海外の人と一緒に映画を作ったり自分の作品を海外で上映することに強い関心があり、そのスペシャリストがいるところで学びたいと思いました。また、2年の後期から製作会社でインターンに入ったことも大きかったです。

    石坂先生の「映画流通論」という授業に製作会社の方がいらして、そこでの出会いからインターンとして外部で製作をする経験ができました。製作会社では4、5作品で現場に入り、企画開発・脚本の書き直しとさまざまな経験をさせて頂き、そうした中で卒業する前に1本監督をしたらどうかと提案を頂いてできたのが『3泊4日、5時の鐘』です。

    私の出会いのように、日本映画大学は多くの外部ゲストがいらっしゃる大学なので、それを積極的に利用した方がいいと思います。自分を振り返っても、関心を持ったものに足を運ぶ、何か募集が掛かった時に手を挙げるというのは大事な部分でした。たくさんのチャンスと機会がある場所なので、映画に関するさまざまなトライをしたい人にはとても面白い大学だと思います。

    今後は2作目3作目と作り続けて、映画の面白さを伝えて映画界を盛り上げ、映画文化そのものに貢献できればいいなと思っています。

  • 青柳 拓さん

    卒業制作が劇場公開

    青柳 拓さん
    ドキュメンタリーコース2017年卒業

    ビデオカメラマンの父と電気屋の叔父の影響で映像に興味を持ち、「他の勉強はしたくない」と考えていたところ「映画だけを学べる場所」として日本映画大学を見つけました。

    1年次に自ら企画を立て取材を行う名物授業「人間総合研究」があるのですが、自分の想像を超える経験ばかりでした。これが面白く感じられ、2年次にドキュメンタリーコースを選ぶきっかけとなりました。

    専門学校時代の映画もさかのぼって観て、人との関わり合いに責任を負いながら、人間と向き合い闘っている姿勢に感銘を受けたことも挙げられます。

    友達や兄弟がみんな東京に出ていくなかで、「地元にはなにもないよね」という雰囲気が周りにあり、僕は「ちょっと待てよ」と感じていました。日本映画大学で多くの時間をもらえたので、地元で卒業制作映画『ひいくんのあるく町』を撮ることに決めました。

    卒業制作は授業の一環であることは事実ですが、やはり4年次になるにしたがって「思い出づくりでやってられない」と奮起し、途中からは劇場公開を意識するようになり、全国ロードショー公開に結びつきました。

  • 恵福幸栄さん

    (株)東宝スタジオサービス
    ホストプロセンター就職

    恵福幸栄さん
    録音コース2017年卒業

    東宝スタジオ内にあるポストプロダクションスタジオで機材のセッティングや管理、制作アシストなどを担当しています。ポストプロダクションとは、撮影された映像の編集や効果音の制作、アフレコなどの工程のこと。私が主に担当するフォーリー(効果音などの生音)用のスタジオには、効果部の皆さんがさまざまなこだわりを持って録音に訪れます。例えば、足音ひとつ取っても、「こういう足音を録るにはどうしたらいいか?」と、試行錯誤を繰り返しながら作り上げていく。1本の映画の音を何日もかけて音を作り込む作業は大変ながらもとても刺激的。自分が映画制作の真っ只中にいることを実感させてくれます。

    卒業制作では、約1年をかけて30分の映像作品を作りました。録音コースだった私は録音部として参加。授業や実習を通して自分の役割は理解していたつもりでしたが、いざ現場に出てみると戸惑うことの連続でした。監督の意図について話し合ったり、情報共有の大切さを実感したりと、チームプレイについて実践的に学べたと思います。授業では音が映画に与える影響について詳しく学べました。それまでは聞き流していたような些細な効果音にも、制作者の何らかの意図があるという気づきを得られたことで、映画の観方が変わりました。また現場で使われている音声編集ソフトの操作法を徹底的に学べたことも、今の仕事をする上で大変役立っています。

    私たちが管理するこのスタジオの音を基準に映画の音響はつくられます。つまり、この施設が日本の映画音響の品質を左右すると言っても過言ではありません。まずはスタジオスタッフとして、お客様(音響スタッフの方々)の要望に完璧に応えられるようになりたいです。そしてゆくゆくは実際の音づくりに携わってみたい。職場の先輩方の中には名指しで仕事が来る方が何人もいます。そうした先輩方のように「この仕事は恵福に任せたい」と言っていただけるようになることが今の私の目標です。施設のこと、機材のことはもちろん、映画の音響について広く深く学んでいかなければならないと感じています。

  • 長谷川明日香さん

    照明部 フリーランス

    長谷川明日香さん
    撮影・照明コース 2016年卒業

    中学生の時から一人で映画を観るのが好きで、映画の世界に憧れていました。特に最後に流れるクレジットに興味があり、そこに名前が載る映画の創り手になりたいと思い、この世界を選びました。

    大学の講師陣は現役で活躍している人が多く、現場での基本や厳しさを教えてもらい、今につながっています。他国の映画大学との交流もあり、その人たちとチームを組んでの映画制作は刺激的でした。映画スタッフを目指す仲間ばかりなので、とても楽しかったです。卒業後も撮影現場で会うことも多いですよ。

    光と陰のバランスで人物の心情や情景が表現できるところが照明の魅力だと思います。今は照明助手として目の前の仕事を懸命にこなしています。自分が段取りよくできたときは嬉しいですね。