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「卒業制作は本当に大変で人生が変わるくらいだ」という話を聞いたことがありました。
しかし「本当に大変」という部分だけは嘘だったかなと感じています。今までのどんなことよりも夢中になれた卒業制作だったと思います。
映画大学の4年間を経験し、新たな夢ができました。「いつか大きなお金と責任を伴った仕事を映画大学の仲間たちとすること」です。
また一緒に痺れる現場を経験したいと思える仲間たちに出会ったこと、いいライバルとしてともに成長していきたいと思える仲間たちと一緒に映画をできたことが、私の映画大学での4年間の中で一番おおきなものと言えます。
これからも私は、ずっと映像をやっていきます。
思い返せば、毎日が高い壁ばかりで、壊すことも超えることも出来なくて、何度も逃げ出しそうになった4年間だったが、遠回りをしてでも違う道を探して、卒業に辿り着けて良かった。卒業後もこの4年間を忘れずに逃げることをせずに生きていきたいと思う。
クラスメイトらとも徐々にではあったが話し合い、助け合える関係になっていた。話してみると好きな映画や好きなアニメ、好きなドラマがはっきりと自分の中で決まっていて、何故好きなのかまで語ることのできる「熱」があった。
講師も同様だった。全員が現役で映画制作に携わっているからその熱は学生よりも遥かに熱かった。
私は本大学に所属している全員と話した。講師陣、生徒、事務の方々、警備員、掃除の方々。どれも貴重な会話だと感じる。得たもので最も大きかったのは言うまでもなく出会えた人たちとの繋がりだろう。色んな熱を与えてくれてありがとう。
人に伝えるにはどうすればいいのか、魅力を出すにはどうすればいいのか。ただ撮影のことだけを考えて映画製作ができるわけでもない。全体でものを作っていく達成感と、難しさを多く学びました。
また、自分から行動しないと何も変わらないし、始まらないし、どうにもならない。そう考えることが増え、行動力が大きく変わったと感じています。
4年間学び、やはり身を置きたい場所は、映画製作の現場だと再確認ができ、これからに生かすための必要な時間だったと、今改めて思います。
大切なことを学ぶにつれ、時間は過ぎていき、学んだことを早く実践できるように努力することが重要ではないかと思うようになりました。
ただ生きている人生はつまらないものであり、いろんな試練を乗り越えて生きていくほうが絶対楽しいと感じます。
限られた人生の中で映画や生き方をこの大学で学べて良かったと思います。
私が日本映画大学に四年間通って学んだことは、「人との関わり方」です。映画制作は一人では作ることができないため、それぞれ役職があります。
うまく行ってない時にみんなのモチベーションをどうやってあげようか、揉め事があった時はどう落ち着けようか、相手にこういうように伝えられれば上手に伝えられるだろう。ということを考えました。
四年間のこれらの経験の中で、自分は何が得意なのか、何ができるのかということを学び、将来何がやりたいのかということも明確にすることができました。
鉛筆が刺さって生まれ変わったのだと思う。あんなに引っ込み思案だったのに、人前で笑いを取るのが楽しくて仕方ない。日本映画大学を卒業するという事は、自分の中にある「映画風」との卒業なのだと思う。曲になりにも映画人の端くれじゃないのか。映画にしがみ付こうと心から思った。もう自分の為の表現ではいけない。面白い事を面白い方々と面白いって共有したい。書いて、撮らないと。