映像に対して音がどのように関わるべきか、映画における音響表現の技術と理論を探究します。
映画の中で音がどのような役割を果たしているのか。そしてどうすれば作品にとって効果的な音表現ができるのか。現場から仕上げまで実践的に学びます。
映画やテレビの現場録音エンジニア、スタジオミキサー、音響効果の仕事に直結します。
撮影現場でとった出演者の声とBGMや効果音を重ねて、登場人物の心理や作品世界を音で演出します。
映画における音の役割を理解する「録音基礎演習」
現場からポストプロダクションまで関わる録音技術者の仕事の流れを理解します。音の物理基礎、電気の基礎、デジタルの基礎など必要な知識を学び、映画録音に最低限必要な機材の使い方を⾝につけます。また、技術系コースとの合同演習を通して技術パートの連携を理解します。
高度な技術の修得を目指す「録音専門演習」
スタジオワークを学び、仕上げ作業の流れを理解するとともに、効果音やフォーリーへの造詣を深めます。プレイバック撮影、サラウンドなど、より⾼度な技術課題について学びます。また、音声のみでの作品(音声ドラマ)を制作することにより、音声表現の制約と可能性を学びます。
録音についての理解を深め、実践的なスキルを身につける「技術合同演習」
撮影照明、編集コースとともに、プロの監督の下で短編映画を制作します。現場ではレコーディング、マイクオペレート、マイクアレンジについて学びます。また、映画音楽について理解を深め、5.1サラウンドでの映画の音作りを学びます。デジタル録音の概念と、セリフ・効果音・音楽の担当者が協同して作品を完成させることを実践的に理解します。
15分の短編映画を作る「合同制作」
演出、⾝体表現・俳優、撮影照明、編集、マネジメントコースと合同で15分の短編映画制作を⾏います。多くのスタッフ、パートと協⼒して作品を作ることで、コミュニケーション能⼒と多角的視点を⾝につけます。ワイヤレスマイクを使⽤したマルチトラック録音と仕上げでの処理方法を学び、卒業制作に向けて録音の技術を⾼めます。
4年間の集大成「卒業制作」〈ドラマ〉
これまで修得したあらゆる知識と技術を総動員して、一般公開できるレベルの作品を制作します。出来上がった作品の上映まで自分たちの手で行うことで、映画をどのように観客に届けるのか、「見せる」ためのプロセスを体験的に理解し、映画の広がりについて学びます。(卒業制作上映会公式HPはこちら)
コース紹介
マネジメントコース