ことばと身体演技の関係とシナリオ作法、ドラマの本質と演出の技術についての理解を深め、多様な映画表現の可能性を探究します。
即興で演じ、撮るということから文字(脚本)に戻すということで、身体、心、頭を使った脚本を書く上での基礎訓練を行います。
小説、漫画、詩などの他ジャンルの表現を脚本にすることで徹底したスキルを学びます。
シナリオ作家の登竜門“新人シナリオコンクール”など外部のコンクール応募・受賞を目標とします。
活字出版の基本を身につける「雑誌制作」
機関誌『日本映画大学だ!』を制作することで、企画、編集、原稿執筆からデザイナー・印刷所とのやりとりまで、紙媒体が出版されるまでの⼀連の制作フローを学びます。また、活字として表現されることの責任を理解します。
あらすじをもとに即興で演じることで、台詞やドラマの発生を主観で体験する「インプロビゼーション演習」
身体・心・頭のすべてを使って脚本を書くための基礎訓練です。台詞がない状態で人物の関係とあらすじ(プロット)だけを頼りにインプロビゼーション(即興)でシーンを作り、撮影し、脚本化します。それを書き直しながら再び撮影します。頭で書いた物語と、映像の中で生きている人物を描くことの差異を体験的に理解します。
30分の短編映画を作る「脚本専門演習Ⅰ〈短編映画制作〉」
脚本コースだけで全パートを担当し、短編映画を制作します。頭で書いたものを現場で立体化する経験を通して、シナリオが自分語りではなく、他者との関係性の中で存在することを学びます。
原作小説を脚色して長編シナリオを書く「脚本専門演習Ⅱ〈脚色〉」
原作を元に長編シナリオを執筆します。小説とシナリオの違いを知り、映画表現とは何かを学びます。専門的な技術を修得すると同時に長編を書く持続力と体力を養います。