コロナ禍の卒業制作
ドラマ作品について
2022年度の卒業制作は、昨年度に続きコロナ禍を乗り越えながらのスタートとなりました。
脚本は全学生から募集して選考し、学生による最終投票で『モンキー・ビジネス』『再・生』『私の青い夏』の3作品の制作が決定。その後すみやかにオールスタッフが顔合わせをし撮影準備にとりかかり、7月にクランクインをしました。そして約一ヶ月の間、感染症対策を万全に講じながら撮影を断続的に続け、その粘り強い努力の末にクランクアップを迎えました。ポストプロダクション工程においても気を抜かずに、オールラッシュ、グレーディング、ダビング作業と段階を踏んでいき、無事11月に完成。学内での合評会に至りました。
ドキュメンタリー作品について
3年次後期の授業「企画ワークショップ」にて、学生の企画書を検証しながら、その独自性、先見性、実現性を探ることからスタートしました。その結果、『hero with me』『くらら』『困難に生きて』の3作品が決まり、企画趣旨を共有できるスタッフによって制作班が編成されました。その後は班別にスケジュールを策定し、取材調査に取りかかり、各地で撮影を進行。随時データ整理や文字起こしをしつつ、構成案を練り直しながらそれぞれの作品をまとめていきました。編集も第一次、第二次と何度も重ねていき、最終的に形になったのはドラマ作品と同様、11月でした。
万全の態勢で臨んだ撮影
全スタッフが強い意識を持ち、体調管理と行動規制を心がけながら、以下のガイドラインを守って撮影をしました。
(1)必ず毎日検温をする
(2)マスク着用
(3)3密「密集」「密接」「密閉」を防ぐ
(4)こまめな換気をし、可能な限り開放する
(5)こまめな手洗い、うがいを徹底する
(6)消毒の徹底
劇場公開に向けて
作品を観客に届けるプロセスを学ぶ
ポストプロダクションと並行して作品展開とパブリシティを学びます。配給会社や劇場、映画祭に携わる方々からお話をうかがうなどして、作品を観客に届けるプロセスを体験的に学修します。作品のあらすじやイントロダクションといったテキストやポスターのデザインを考え、予告編を完成・公開し、FacebookなどSNSでの宣伝活動を行います。